新内閣が発足した。 顔ぶれを見ると可もなく不可もなし、と云ったところであろうか。
党内でも頑固者と言われ特定のグループにも入らず独自の道を歩む岡田氏を副総理格で入閣させた事に
野田政権の消費税アップに対する並々ならぬ体制作りが感じられる。だがこの内閣にもアキレス腱がありそうだ。
まず最初は記者会見で質問を取り違え沖縄の人々の心とは遠く離れた感想を述べた田中防衛相である。 この人、誰もが知る真紀子元外相の夫でこれまで夫人の影に隠れた形であまり陽の当たる場所には出てこなかった嫌いもあるが此の程ようやく71才で初の入閣を果たした。しかしながら防衛政策についてはいささか経験の浅さから冒頭の取り違え発言もあって早くもその先行きが危ぶまれているようだ。
また平野文科大臣も国体委員長時代の国会運営のまずさと対野党との関係を云々され失格との烙印を押されたのだが、しかし鳩山グループとの関係いわゆる党内融和を優先するがための人事だとも言われている。就任当時のいささか不満げな様子はこの後閣内に於いても火種とはならないだろうか。
野田総理大臣は「不退転の決意で・・・」と述べているがこうした党内融和や素人同然の大臣の配置が今後の国会運営上足かせになることはないのだろうか、と危惧してしまう。
田中氏は夫人共々どちらかと言えば小沢グループに近く将来の特に夫人(小沢G)の消費税反対阻止のための布石だ、などと見る向きもあってこうした政策中心の人事と言うよりも党内結束の足固めの部分も垣間見えるのである。平野氏の起用に付いても鳩山グループに対する同様の事が考えられる。
かりにこのような各派閥やグループに対する配慮が根底にあるのだとすればまたもやこの新内閣は砂上の楼閣になってしまう危険をはらんでいると云って差支えあるまい。
このような不安定要素を抱えたままでの国会運営が果たしてうまく進捗し総理が描いている筋書き通りに行くかどうかは全くもってわからないままであるが消費税についてはおそらく与野党の協議の中で成立に向けて進んでゆくことであろう。
それは野党にとっても消費税増額は将来への必須条件であると認識しておりどのみち国の財政を考えたとき消費税のアップ無しでは経営が成り立たなくなる事が分かっているかである。
だとすれば与野党共に国民の側を向いて必要なことと無駄なことの説明に力を費やして党内や他党に配慮することをやめ無駄な経費の排除を打ち出してから正々堂々の議論の中で民意を問うことから始めて欲しいと思っている。
党内でも頑固者と言われ特定のグループにも入らず独自の道を歩む岡田氏を副総理格で入閣させた事に
野田政権の消費税アップに対する並々ならぬ体制作りが感じられる。だがこの内閣にもアキレス腱がありそうだ。
まず最初は記者会見で質問を取り違え沖縄の人々の心とは遠く離れた感想を述べた田中防衛相である。 この人、誰もが知る真紀子元外相の夫でこれまで夫人の影に隠れた形であまり陽の当たる場所には出てこなかった嫌いもあるが此の程ようやく71才で初の入閣を果たした。しかしながら防衛政策についてはいささか経験の浅さから冒頭の取り違え発言もあって早くもその先行きが危ぶまれているようだ。
また平野文科大臣も国体委員長時代の国会運営のまずさと対野党との関係を云々され失格との烙印を押されたのだが、しかし鳩山グループとの関係いわゆる党内融和を優先するがための人事だとも言われている。就任当時のいささか不満げな様子はこの後閣内に於いても火種とはならないだろうか。
野田総理大臣は「不退転の決意で・・・」と述べているがこうした党内融和や素人同然の大臣の配置が今後の国会運営上足かせになることはないのだろうか、と危惧してしまう。
田中氏は夫人共々どちらかと言えば小沢グループに近く将来の特に夫人(小沢G)の消費税反対阻止のための布石だ、などと見る向きもあってこうした政策中心の人事と言うよりも党内結束の足固めの部分も垣間見えるのである。平野氏の起用に付いても鳩山グループに対する同様の事が考えられる。
かりにこのような各派閥やグループに対する配慮が根底にあるのだとすればまたもやこの新内閣は砂上の楼閣になってしまう危険をはらんでいると云って差支えあるまい。
このような不安定要素を抱えたままでの国会運営が果たしてうまく進捗し総理が描いている筋書き通りに行くかどうかは全くもってわからないままであるが消費税についてはおそらく与野党の協議の中で成立に向けて進んでゆくことであろう。
それは野党にとっても消費税増額は将来への必須条件であると認識しておりどのみち国の財政を考えたとき消費税のアップ無しでは経営が成り立たなくなる事が分かっているかである。
だとすれば与野党共に国民の側を向いて必要なことと無駄なことの説明に力を費やして党内や他党に配慮することをやめ無駄な経費の排除を打ち出してから正々堂々の議論の中で民意を問うことから始めて欲しいと思っている。